ディボーション誌『manna』、カトリック誌『カトリック生活』相次いで休刊を発表

いのちのことば社が発行するディボーション(黙想)に特化した月刊誌『manna(マナ)』(A5判、168頁、576円)が6月8日、2023年12月号をもって休刊することを発表した。同社出版部は購読部数の伸び悩みと資材の高騰が原因だとし、「さまざまな努力を重ねたつもりでしたが事態は好転せず、ここに 苦渋の決断を下さざるをえなくなりました」とコメントしている。

翌9日には、ドン・ボスコ社の経営母体であるサレジオ会日本管区が、月刊誌『カトリック生活』(B5判、44頁、220円)を2024年3月号(2024年2月10日発行予定)をもって休刊すると発表した。編集長の関谷義樹氏(サレジオ修道会司祭)は、理由として「メディアを取り巻く環境が激変する今日、紙媒体の雑誌を発行し続けることが困難であると、修道会として判断せざるを得ませんでした」と説明している。

『カトリック生活』は1928年、チマッティ神父ほか6人の宣教師によって始められ、戦争で中断を余儀なくされたものの、戦後3カ月で「からしだね」として再開、52年から現在の「カトリック生活」に改称した。当初は、サレジオ会が担当した大分・宮崎県の信者を対象とした機関誌だったが、サレジオ会が東京やその他の地域に事業を拡大するにあたって読者対象が増え、現在のような全国誌となった。

ネット上では、「良い雑誌が無くなっていくのは残念」「これまで信仰生活や子の信仰教育などでたくさん助けていただきありがとうございました」など惜しむ声が聞かれた。

信仰と愛、受け継いで 「カトリック生活」1000号 2012年10月6日

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