増税なしでできる晩婚化・少子化対策【聖書からよもやま話417】

主の御名をあがめます。

皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。

聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は旧約聖書、箴言の21章です。よろしくどうぞ。

箴言 21章19節

争い好きで、苛立つ女といるよりは、
荒野に住むほうがまだましだ。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

なんかものすごく直球なメッセージですし、現代の価値観から見れば「女性蔑視」と言われてしまいそうです。ただ、これを書いたのはソロモン王なので男性の立場から「争い好きな家族と一緒にいるよりは、一人でいるほうがましだ」と言っているのかと思います。男女問わず、好戦的な人と家族を築き上げてゆくのは大変なことでしょうし、それだけで疲弊してしまうでしょう。

これを読むと「そうだよねー、家族が好戦的だと困るよねー」と思ってしまいがちですけれど、それよりも大事なことは「自分がパートナーにとって『好戦的な家族』になってしまってはいないか」ということかと思います。「そんなことはない。私は妻に手をあげたことはないし、怒鳴ったことだってない」と反論する方も多いかと思いますが、ではどうでしょう、そんな方でも外で「いやー、うちの妻なんかダメですよ」なんて言ったりはしていないでしょうか。

悪口を言うというのも立派な敵対行為ですし、それはつまり争いの種です。あなたがもしパートナーの悪口を言うのなら、あなたはそのパートナーにとって「良き夫、良き妻」ではありません。あえて厳しく、聖書の通りに言ってしまえばそのパートナーはあなたと一緒にいるよりも、荒野に住んでいるほうがましかもしれません。

なんだか日本の文化では自分のパートナーを悪く言うのは一種の謙遜であるかのように思われているようですが、僕は少しそれに違和感を抱いています。自分自身を下げるのは謙遜かもしれませんが(それも下げすぎなのはどうかと思いますが)パートナーを下げるのは謙遜とは違うように思います。友人や仲間や同僚を悪く言うのは謙遜ではないのに、それよりも親密で大切なはずのパートナーを悪く言うのがどうして謙遜だということになるのでしょう。
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家庭円満というのは誰もが望むことでしょうが、そのためにはまずパートナーの悪口を言うことをやめるのが第一歩かと思います。僕の周りには何人も「うちの妻は最高!」「うちの夫は最高!」と堂々とノロける人たちがいますけれど、そういう人たちの家庭はみんな円満です。もちろん時々は喧嘩をしたりもするでしょうけれども、総じて円満です。しかもそんな人達はご本人自身も素敵な人ばかりです。僕はそんな人達のノロけを聴きながらごはんを食べるのが嫌いじゃありません。むしろパートナーの悪口を聴かされながら食べるごはんが嫌いです。

ただ、パートナーの悪口を言う人も、多くは実はそのパートナーさんのことを愛しています。それを堂々と言うのが恥ずかしいだけだったりします。でもそこは勇気を持って、堂々とノロけて欲しいです。ノロけるべきです。悪口って実はすごいパワーを持っていて、本心ではなく言っているだけでも、言っているうちに次第に本心の方まで変わってしまったりするものです。悪口を言っていればだんだん本当に嫌いになってゆくでしょうし、ノロけていればだんだん本当に好きになってゆくでしょう。

日本の少子高齢化・晩婚化が問題になっていますけれど、実はこの「パートナーの悪口問題」はこの問題の一つの要因になっているかと思います。大人がパートナーの悪口を言いまくっていたら、それを聞く若い人や子どもは「結婚したい」なんて思いませんからね。アメリカ人って、歳をとっても夫婦で手をつないで歩いていたりします。日本人からすると「いい歳して・・・」なんて思われるのかもしれないですど、手をつないで歩くというのは「僕は、私は、この人のことが大好きなんだ!」と宣言して歩くのと同じですから、愛情の意思表示として良いことかと思います。手をつなぎながら相手の悪口を言う人もいませんし、手をつないで仲が悪くなることなんてありません。

岸田首相、少子化対策に「老いも若きも夫婦で手をつなごうキャンペーン」なんていかがでしょう。これなら予算もかかりませんから「手をつなごうキャンペーン増税」なんてしなくても効果が出ることと思います。

それではまた。

主にありて。
MAROでした。

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