立教大学、55年ぶり箱根駅伝出場へ!予選会で総合6位

第99回東京箱根間往復大学駅伝の予選会が10月15日、東京都の陸上自衛隊立川駐屯地〜立川市街地〜国営昭和記念公園で開催され、立教大学(東京都豊島区、西原廉太総長)が総合6位の成績で55年ぶり28回目の本選出場を決めた。大会史上最長の復活出場権獲得となった。

箱根駅伝予選会は出場校の全選手がハーフマラソン(21・097キロメール)を一斉にスタートし、各校上位10人の合計タイムで争い、上位10校が箱根駅伝本選の出場権を獲得する。今年の予選会には43校が参加し、立教チームの上位10人は10キロ地点を3位で通過。その後も安定した走りを維持し、合計タイムは10時間46分18秒で、昨年16位から10ランクアップの総合6位で出場権を獲得した。

就任4年目にして本選出場へと導いた上野裕一郎監督(37)は、中央大学時代に箱根駅伝に4年連続で出場した経験を持つ。「選手時代のどんな試合よりも今日が飛び抜けてうれしい」と話し、次のようにコメントする。

15キロメートルまで絶対に前に行くというレース展開を心がけました。大会に出場した選手たちだけでなく、寮に残っている部員全員が辛い練習、日々の生活をしっかりやってくれたこその結果だと思います。これからも精進して、浮つかず謙虚な気持ちでやっていきます。本選ではシード権をとれるように気持ちを切り替えていきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

2009年に33年ぶりの復活出場を果たした青山学院大学を22年も超え、大会史上最長の「返り咲き」となった今大会。学内外からは祝福の声が寄せられ、同大卒業生の長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)からも、「55年振りに紫のタスキが箱根路を駆け抜けるのが見られることに感無量だ」という祝電が西原総長に寄せられた。

立教大学は、アメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教が1874年に東京・築地に設立した、聖書と英学を教える私塾「立教学校」から始まった。1918年に池袋に移転し、22年の大学令で大学に認可された。池袋と新座に2キャンパス、体育会専用グラウンドの富士見総合グラウンド(埼玉県)を抱え、2万人の学生が学ぶ。同大体育会陸上競技部は、箱根駅伝が始まった1920年に創部。箱根駅伝には1934年の第15回大会から出場し、最高順位は57年第33回大会で総合3位。

 






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