【今日は何の日】1989年11月5日 雨の中嶋伝説

主の御名をあがめます。

今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆1989年11月5日 雨の中嶋伝説

Satoru Nakajima demonstrating Lotus 101 2011 Japan

Morio, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

日本人初のフルシーズンのF1ドライバーとなった中嶋悟さんは、雨の日のレースに強いと有名で「雨のナカジマ」と呼ばれました。中でも1989年の最終戦オーストラリアグランプリでは、豪雨の中で他のドライバーが次々とリタイアしたりスローダウンしたりする中でたんたんと走り続け、日本人初のファステストラップ(その日のレースで最も早い周回)を記録しました。その他のレースでも、他のドライバーが苦手とする雨の日に好記録を残しました。

そんな中嶋さんにあるインタビュアーが「明日のレースは雨予報ですから、中嶋さんは得意ですよね」と尋ねました。すると、中嶋さんはこんな風に答えました。「いやいや、誰だって雨のレースは苦手ですよ。僕だって嫌です」

凡人から見れば、中嶋さんにとっての雨は

わたしは時にかなってあなたがたに雨を与える。それにより地は産物を出し、畑の木々はその実を結ぶ。(レビ26:4)

のように見えたかもしれませんが、実際は

雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を襲っても、家は倒れませんでした。岩の上に土台が据えられていたからです。(マタイ7:25)

のようなことだったのかもしれません。

ちなみに中嶋さんは1987〜89年にロータスというチームに所属していましたが、そのチームメイトは87年はあのアイルトン・セナ、88〜89年はこのコーナーでも取り上げたネルソン・ピケでした。89年から所属したティレルではジャン・アレジがチームメイトでした。F1ファンの方なら「ええ!なんと豪華すぎるチームメイト!」とヨダレを垂らしてしまうほどのF1史上にのこる面々です。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

この記事もおすすめ