新型ウイルス集団感染の韓国宗教団体「新天地」指導者を逮捕 2020年8月3日

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韓国の検察当局は8月1日、国内最大の新型コロナウイルスの集団感染に関連しているとされる新興宗教団『新天地イエス教証しの幕屋聖殿』(新天地イエス教会)の指導者イ・マンヒ容疑者(88)を事情聴取の後、感染病予防法違反の疑いなどで逮捕した。英公営BBC放送が報じた。

裁判官によると、教団内の集団感染についての証拠をもみ消した形跡があるという。また56億ウォン(約5億円)を着服した疑いや、未認可の宗教集会を開いた疑惑も持たれている。

『新天地イエス教証しの幕屋聖殿』では、南東部・大邱(テグ)の教会で礼拝した信徒を中心に、5千人以上の感染者が確認された。韓国の新型コロナウイルス患者の36%を占めている。捜査当局は、イ・マンヒ容疑者が信徒や集会の情報を公開せず、接触者の追跡を妨げたと指摘している。

同教団はこれに対し声明で、イ容疑者は信徒の個人情報について「過剰に請求」されたことを懸念していたが、捜査を妨害する意図は一切なかったとして、「裁判所による逮捕令状は、有罪確定を意味していない。今後の法廷で真実を明らかにするため、あらゆる努力を惜しまないつもりだ」と説明した。で行う。礼拝中はめがねやネックレス、イヤリングなどの着用が禁止されているという。2月の集団感染発覚時には、信者が礼拝で互いに新型ウイルスを感染させた後、追跡できない状態で国内を移動したと見られている。

これについてイ容疑者は3月、記者会見で土下座して謝罪。感染拡大に関わったのは「意図的ではない」としつつ、「できる限り努力したが、すべてを防ぐことはできなかった」と釈明していた。

Namoroka – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=87619329による

 






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