1月23日 異邦人は人の子を侮辱し、唾をかけ、鞭打ったうえで殺す。そして人の子は三日の後に復活する。 マルコ10章34節

異邦人は人の子を侮辱し、唾をかけ、鞭打ったうえで殺す。そして人の子は三日の後に復活する。
マルコ10章34節(参考聖書箇所同書10章32〜34節)

イエスは三度にわたって御自分の死と復活を予告されます。メシアとしての使命を弟子たちに告げ、エルサレムに向かって歩まれるのです。
エルサレムへ向かって、イエスに従う一行は、イエスが先頭に立たれるのを見て驚き恐れたとありますから(三十二節)、救い主の意図を十分に理解できないまま従っていたようです。考えて見れば、救い主がどのようなお方であるかを知らないままに従って歩んでいるのですから、まことに不思議な一行と言わねばならないでしょう。
先頭に立たれる主は、従う人々にエルサレムへの旅の目的を明らかにされます。それはやがて迎える死と復活のことでありました。驚きと恐れの中にいる人々に、その意味が十分に伝わったとはお世辞にも言えないでしょう。確かなことは、驚きと恐れをもって従っている人々の罪のために、主は十字架の死を遂げられるのであり、彼らが主と共に永遠の命に生きるために甦られるという事実でした。
言い換えれば、先頭に立たれるお方は、よく分からないままに従っている人々のために死んでくださるお方であり、彼らが永遠の命に生きるために甦られる主であることが理解される以前に明らかにされているということです。

 






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