1月2日 イエスとはだれかー 1月2日 ルカ2章52節

イエスとはだれか

1月2日 イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。 ルカ2章52節(参照箇所同書2章41〜52節)

 わたしたちは自分たちの子供時代をふり返るとき、親から愛されたとか、愛されなかったとか、ときには友だちにいじめられた、皆が可愛がってくれたなどとついつい思い巡らせるものです。それに比べるとイエスの子供時代は幸せだったなぁ、他人ばかりか神さまにまで可愛がられて、すくすくと育ったにちがいないと思いたくなります。しかし、そうなのでしょうか。イエスが利発で健康な子供だったことは間違いありません。でもときには叱られることがあったでしょう。意地の悪い村人の中には、あいつは父無し子だと陰口を言う者がいなかったとは限りません。わたしたちは、なによりもイエスが徹底して人間としてこの世の生活をされたことを念頭に置くべきです。イエスはけっして特別扱いされてナザレの村で育ったわけではないのです。けれども「神と人から愛された」と聖書は言います。わたしたちは信仰の目をもって自らの生育歴をふり返るとき、どのような生まれ育ちがあるにせよ、主イエスと同じように根源において神と人から愛されているのだということを確認してよいのではないでしょうか。

 






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