主の御名をあがめます。
皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。
聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は旧約聖書、エレミヤ書の51章です。よろしくどうぞ。
エレミヤ書 51章6節
バビロンの中から逃げ、
それぞれ自分自身を救え。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)
バビロンというのは地名であり、そこは古代バビロニアの首都ですが、聖書ではこの語は罪の象徴として用いられることが多々あります。ですからここにある「バビロンから逃げろ」というのは、罪から逃れろ、罪を避けて生きなさい、ということです。
そして「それぞれ自分自身を救え」とも書いてあります。つまり「人のことは傍に置いて、まずは自分が逃げることだけを考えろ」ということ、「人のことは傍に置いて、まずは自分が罪を避けることだけを考えろ」ということです。
クリスチャンは自分の罪を自覚し、それを日々悔い改めながら生きるものですが、時として自分の罪よりも人の罪が気になってしまったりします。「あなたが罪を犯さずに済むように」「みんなが罪を犯さずに済むように」と、お節介をやってしまったりします。よくないな、とわかっていても、どうしてもついそこに目が向いてしまうものなんです。しかし、聖書にはこのように「人の罪よりも、まずは自分の罪だけに向き合え」と書いてあるわけです。
クリスチャンでなくても、ありますよね。そういうこと。人のアラばっかり探してしまう人、人のことばっかり言って自分のことは見えていない人、いますよね。自分でもついやってしまったり、しますよね。
「ラクで必ず儲かる方法、教えます」なんて広告が時々目に入ったりしますけれど、そういう広告を打っている人は大抵、実は自分ではお金を持っていません。本当のお金持ちは人に「儲かる方法、教えます」なんて言いません。そんな方法があれば人に教えるよりも自分で実践して、自分が儲かることを考えます。もし教えるにしても、よっぽど気に入ったり仲良しだったりする人に、ちょっぴりこっそり教えるくらいです。「みんなのために、教えます」なんてやりません。ですから「儲かる方法、教えます」の中の人は、実は儲かっていない人です。「あなたが儲かるために」と言いながら、実は自分が儲かるためにやっているだけです。
同じことです。本当に罪を犯さない正しい人は「あなたに正しさを教えます」なんてやりません。自分でひっそりとそれを実践するだけです。「あなたに正しさを教えます」の中の人は、実は正しくない人です。「あなたのために」と言いながら、実は自分のためにやっているだけです。
地名としてのバビロンにイスラエル人が対峙したとき、みんなそれぞれ一人一人が命からがらで、余裕なんてなかったでしょう。自分一人、せいぜい自分の家族までを守ることで精一杯で、他の人のことを気にしている余裕なんてなかったことでしょう。
東日本大震災のときに「津波てんこでんこ」という言葉が有名になりました。津波が来たら、家族や周囲の人と一緒に行動しようとはせず、各自がそれぞれ自分の身だけを第一に高台へ逃げ、自分の命を自分で守るべきだよ、という教えです。一見冷酷なように見えても、一人一人がそうすることで全体の生存確率も上がるという昔から伝わる教えなんだそうです。そして、津波というものがそれほど恐ろしいものなのだということを伝える言葉でもあります。
罪という強大な脅威に対して、クリスチャンは人のことを気にしている余裕なんてないはずなんです。自分がそれを避けるだけで精一杯なはずなんです。それでも人のことばかり気にしているのなら、それはその脅威を過小評価しているということです。
罪に対して、僕たちは人のことなんか気にしている場合ではないんです。自分が対峙する分だけで精一杯なんです。それだけ罪というのは強大で恐ろしいものだからこそ、一人一人が自分で身を守ることが、全体の罪に対する生存率を上げることにつながるんです。
それではまた次回。
主にありて。
MAROでした。
【おねがい】
クリプレは皆様の献金により支えられています。皆様から月に300円の献金をいただければ、私たちはこの活動を守り、さらに大きく発展させてゆくことができます。日本の福音宣教のさらなる拡大のため、こちらのリンクからどうか皆様のご協力をお願いいたします。
