ローマ教皇 コロナ禍で中止していた信徒の一般謁見を再開

サン・ピエトロ大聖堂(写真:Lora Beebe)

サン・ピエトロ大聖堂(写真:Lora Beebe)

教皇フランシスコは、5月12日より、信徒参加の一般謁見を再開すると教皇公邸管理部をとおして発表した。バチカン・ニュースが伝えた。

これは水曜恒例の教皇一般謁見で、バチカンの聖ダマソの中庭(コルティーレ・ディ・サン・ダマソ)で開催される。教皇一般謁見の開催方法は、これまでも新型コロナウイルス感染症の発生状況とその時点での防止対策に応じて変更されてきたが、信徒を伴っての謁見は昨年10月にパウロ6世ホールで行われて以来約半年ぶりとなる。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、バチカンでは、一般謁見を2020年3月11日より信者を伴わない形で、バチカン宮殿内からビデオを通し行われるようになった。その後、パンデミック状況の安定と制限の緩和に伴い、同年9月2日以降は、聖ダマソの中庭で、さらに10月からはパウロ6世ホールで、信者と共に開催された。しかし、感染の再拡大により、同年11月4日からは、バチカン宮殿内からのビデオ中継に戻っていた。

5日(水)の一般謁見もバチカン宮殿からビデオ中継で行われ、教皇は「キリスト教的祈り」をめぐり、「観想的な祈り(念祷)」をテーマに講話された。その中で、「祈りは心を清め、まなざしを澄んだものとし、現実を別の見方から捉えることを可能にする」と述べ、また、「福音における唯一の大きな招きは、イエスに従い愛の道を歩むようにとの招きである」と話されている。

 






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