神の御前に進み出る代わりに「さあ来て、跪（ひざまず）き神を礼拝しよう！」 ―― この呼びかけに応えて、神の前に進み出ること。そうして礼拝で聖なる超越の秘儀を体験すること。そうしたことの代わりに、わたしたちは「あれやこれやしたらどうか」「これに参加したらどうか」と勧め駆り立てられている。自分が役に立つことを確認したくて、あるいは輝けるのだと思い、教会のあれこれの役割や立場を引き受ける。
主はこうお答えになった。「マルタ、親愛なるマルタ、ずいぶん大騒ぎしているな。そんなにかっかすることはないだろう。いいかい、どうしても必要なことは一つしかないのだ。そしてマリアはそれを選んだ。これでいい。だからそれを取り上げてはいけない。」
―― ルカによる福音書10章41～42節