【今日は何の日】1552年10月6日 マテオ・リッチの誕生日

主の御名をあがめます。

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◆1552年10月6日 マテオ・リッチの誕生日

マテオ・リッチは、日本ではあまり知られていませんが、いわば「中国のフランシスコ・ザビエル」とも言うべき人物で、ザビエルと同じイエズス会に属し、ザビエルが強く願いながら成し遂げられなかった中国宣教を成し遂げた人物です。中国とヨーロッパの文化の架け橋にもなりました。

リッチは、当時の宣教師にありがちだった「ヨーロッパの文化を『未開人』に教えてあげる」という態度はとらず、中国の文化をよく研究・尊重して中国式の生活をしました。このことでやがて明朝に仕えることができるようになりましたし、キリスト教宣教にも一定の成果をあげることができました。また中国文化をヨーロッパに伝えることにもなりました。一説では、ヨーロッパで筆記試験が行われるようになったのは、リッチが伝えた中国の「科挙」の文化が源ではないかとも言われています。

 

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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