2月10日『小公子』の名翻訳者

 

今日2月10日は若松賤子(わかまつ・しずこ)の召天日です。バーネットの『小公子』の名訳で知られています。

会津若松に生まれ、1868年の戊辰(ぼしん)戦争の時、新政府軍の攻撃の中、新島八重や大山捨松などと共に生き延びました。その後、横浜の商人の養女となり、フェリス女学院でメアリー・キダーに学びます。13歳の時、日本基督公会(現在の日本キリスト教会・横浜海岸教会)で受洗。母校の教師をしているとき、明治女学校の巌本善治(いわもと・よしはる)と知り合い、結婚しますが、3人の子を残し、31歳で結核で亡くなります。長男の娘(孫)がヴァイオリニストの巌本真理です。

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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