今日4月14日はタイタニック号が氷山と衝突した日。1912年のことでした。
豪華客船タイタニック号がニューファンドランド島沖で氷山に衝突し、翌日未明に沈没しました。死者1513人で、20世紀最大の海難事故です。これを映画化した「タイタニック」(ジェームズ・キャメロン監督)は大ヒットを記録しました。
沈みゆく船上で「主よ、御許に近づかん」という賛美歌が演奏されたというエピソードは、この映画でも取り入れられています(「讃美歌」320番、「讃美歌21」434、435番、「聖歌」260番、「聖歌(総合版)」238番、「教会讃美歌」471番、「カトリック聖歌集」658番)。
また、乗客だったトーマス・バイルズ神父は、最後まで船に残ってゆるしの秘跡を行ったといいます。ちなみに、この日は復活節第2主日(1週間前がイースター)でした。映画ではこの神父(ジェームス・ランカスターが演じた)は人々に次の聖書の箇所を読み聞かせています。
「目から涙をことごとく拭い去ってくださる。もはや死もなく、悲しみも嘆きも痛みもない。最初のものが過ぎ去ったからである」(黙示録21:4)
そのシーンの前には、狭い通路をジャック(レオナルド・ディカプリオ)たちが急いで進もうとするその前で、一人の乗客が次の聖句を唱えています。
「たとえ死の陰の谷を歩むとも、私は災いを恐れない。あなたは私と共におられ、あなたの鞭(むち)と杖が私を慰める」(詩編23:4)
それに対して、「もう少し早くその谷を歩けないのか」とジャックが怒鳴るという、聖書を知っているからこそ分かるユーモアもあります。
また今日は熊本地震が起こった日でもあります。2016年の4月14日午後9時26分以降と16日未明、熊本県と大分県で相次いで、震度7を観測する地震が発生しました。