過ぎた時間は絶対に戻らない?そうとも限らないらしい。【聖書からよもやま話393】

主の御名をあがめます。

皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。

聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は旧約聖書、イザヤ書の38章です。よろしくどうぞ。

イザヤ書 38章8節

見よ。わたしは、アハズの日時計に落ちた時計の影を十度後に戻す。』」すると、日時計に落ちた日が十度戻った。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

時間というのは常に一方通行で戻ることのないものです。過ぎ去った時は決して戻ることはありません。ホームストレートをアクセル全開で突っ走るF1マシンのように、あっという間に過ぎ去って、戻ることはありません。

・・・と、思っていたら!なんと神様は時を戻すことさえでき、実際に戻したこともあるのだとイザヤ書に書いてありました。ヒゼキヤ王は自分の寿命が尽きようとしていることを嘆き、神様に祈りました。すると神様は「君の寿命を15年伸ばすよ」と言い、そして「その証拠として日時計を10度戻すね」と言って、本当に戻してしまいました。ちょっと神様、ヒゼキヤの寿命を伸ばす「ついで」みたいにとんでもないことするのやめてもらえませんか。これが現代の機械時計なら機械の故障ということで、実際の時は戻っていないと言うこともできるでしょう。しかし、神様が戻したのは日時計です。つまり太陽の動きを逆行させたわけです。

あ、この言い方だと「天動説」になってしまいますね、正確には地球の公転を逆行させたわけです。これならちゃんと「地動説」ですよね。よく「キリスト教は天動説を支持しているんでしょ?」なんて言われたりしますが、もちろん中にはそういう方もいなくはないのですけれど、基本的に少なくとも現代のキリスト教は天動説を支持してはいませんし、聖書にそれを支持するような文言もありません。

神様がどのようにして時間を戻したのかはわかりません。もしかしたら地球の公転をちょっとだけ逆行させただけで、時間自体は戻していないかもしれません。しかし、地球の公転を一瞬でも逆行させたら、科学的に考えれば地球上のあらゆるものが崩壊します。とんでもない勢いの逆風が吹いてあらゆる建物を薙ぎ倒すでしょうし、たぶん重力もおかしくなってあらゆる人が吹き飛んだり潰れたりしてしまうでしょう。ですからたぶん神様は本当に時間自体を戻したのだと思います。

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UnsplashDonald Wuが撮影した写真

そもそも「時間は戻らない」と誰が決めたのでしょう。それは単に「時間が戻ることを人類が観測した例がない」ということに過ぎないのではないでしょうか。我々は長さ・幅・厚さの三次元の世界に生きていますが、ここにもう一本軸を足して四次元にするならば、追加される軸は時間軸ではないか、とも言われています。もしそうだとするならば、四次元を生きる存在にとっては時間を戻すことなんてたやすいことです。厚さを持たない二次元の存在が厚さを観測することができないのと同じように、時間軸を持たない三次元の存在である僕たちが時間軸を観測できないだけで、次元を越えれば時間を戻したり進めたりすることは意外と簡単なのかもしれません。

さらにそもそも「時間」ってなんでしょう。「時間」と「空間」を合わせて「時空」と呼び、それは様々な現象が起こる「場」だとされていますが、実は「時間」というものが果たして存在しているのかどうか、科学者の間でも論争がいまだになされていたりするそうです。相対性理論での「時間」と量子力学での「時間」とはまったく性質が違うそうです。

神様は相対性理論も量子力学も超越して、本当の「時間」を知っていることでしょう。いつか来る御国で神様はきっとそのタネあかしをしてくれるんじゃないかと今から楽しみにしています。ワクワク。だってもう、男の子は(たぶん女の子もじゃないかと思いますけれど)「時空」なんて言葉を聞くだけで心がときめくんです。「時空」「時空」「時空」・・・連続して口にしているだけで少年の頃の好奇心が戻ってくるようです。

少年の好奇心とワクワクは聖書を読むときにも大事なものです。

それではまた。

主にありて。
MAROでした。

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