2月18日「一人でも滅びることは、御心ではない」

これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。(マタイによる福音書18章14節)

「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう」(12〜13節)。主イエスは迷い出た者に対する神の愛を、一匹の羊を捜しに行く羊飼いに譬(たと)えて、今日の聖句を語った。神から迷い出た者が、そのまま放って置かれるならば、滅びるからである。しかし、これらの「小さな者」の一人も滅びることを願わない神は、御子イエスを通して、迷い出た者を追い求める愛を現わされた。病人や徴税人など、「罪人」と呼ばれた人々の側に身を置いた主イエスは、小さな者に対して特別な愛情を注がれる神の姿である。

私たちはこの神の愛によって救われた。主イエスは私たちがそのことを忘れないで、互いに愛し合うようにと命じる。特に、「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい」(10節)と語って、社会的に小さくされている人、また信仰の弱い人を大事にするようにと言われた。そして、「小さな者」を軽んじ、また躓(つまず)かせる者に対する神の厳しい裁きを語った。もし私たちが「小さな兄弟」を受け入れないなら、それは主イエスが建てようとする教会を壊す行為である。主イエスは私たちが小さな兄弟を軽んじないというだけでなく、積極的な関わりを持つことを命じている。教会は社会的影響力や経済力が評価されるところではなく、一人の存在が大事にされるところである。

 






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