7月4日はアメリカ独立記念日

 

今日7月4日はアメリカ独立記念日(Independence Day)です。1776年のこの日、英国からの自由と独立を宣言し、アメリカ合衆国が誕生しました。

(写真:Nirmalya Naha)

独立100周年を祝ってフランスから贈られたのが、ニューヨーク港の入り口にある「自由の女神」像です。映画「猿の惑星」のラストシーンやテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」のオープニングで登場するように、これは米国のシンボルであるとともに、「ゴッドファーザー PART II」などでも描かれているように移民にとって新天地の象徴です。

1984年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。正式名称は「世界を照らす自由」(Liberty Enlightening the World)。右手にはたいまつを高く掲げ、左手には「JULY Ⅳ MDCCLXXVI」(7月4日1776年、Mが1000、Dが500、Cが100、Lが50を意味します)と記されたタブレットを持っています(聖書ではありません)。

(写真: National Park Service)

2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件後は安全のため、同展望台は閉鎖されていましたが、09年7月4日、独立記念日に合わせて約8年ぶりに一般公開が再開されました。

聖書にも「自由の女」が登場します。ガラテヤ書で、イシュマエルを産んだ女奴隷ハガルと、イサクを産んだ「自由の女」サラのエピソードを引きながら、「これには別の意味があります。二人の女は二つの契約を表しています」(4:24)として、旧約と新約が対比されます。

天のエルサレムは自由な身の女(「自由の女」口語、新改訳)であり、私たちの母です。(26節)

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

この記事もおすすめ