日本ルーテル神学校が「神学一般コース」新設、15日から出願受付開始

 

日本ルーテル神学校(東京都三鷹市、石居基夫校長)に4月から「神学一般コース」が新設され、その出願受付が15日から始まる。

同コースは、従来の「牧師養成コース」に加わったもので、募集対象は広い。キリスト教関連の施設や仕事に従事しているか、それを希望する人。また、どの教派の信徒でも、神学校で学ぼうという意欲のある人。さらに、クリスチャンでなくても、キリスト教に深い関心のある人。そういう人に、ルター派の伝統的な神学を基本としながら、エキュメニカルで広く開かれた学びを2年間のプログラムによって提供する。

同コースの特徴は、以下の3つ。①神学専門の幅広いカリキュラム群から、自分の関心やテーマに沿った履修が可能であること。②緑豊かなキャンパスで、徹底した少人数教育を受けられること。③ゆるぎない信仰を養う、伝統の礼拝を守れること。コース修了者には、卒業式で修了書が授与される。

日本ルーテル神学校は今年、創立110年を迎える。1909年、路帖(ルーテル)神学校として熊本市に設立され、25年に東京に移転。64年、4年制大学の日本ルーテル神学大学と、2年制の神学校に改組した。69年に現在地に移転。98年、神学校も4年制の各種学校に改組し、現在に至る。

設立母体は日本福音ルーテル教会と日本ルーテル教団で、主としてルター派の牧師養成とキリスト教指導者の育成を行ってきた。2015年、他教派やノンクリスチャンにも対象を広げ、1年コースと2年コースの神学基礎コースが始められた。神学一般コースの新設で、さらに開かれた神学校を目指すことになる。

1年次の入学募集定員は10人。受験資格は、原則として大学を卒業した者(予定者を含む)か大学卒業と同程度の学力を有すると認められる者で、キリスト教神学への理解と関心をもって熱心に学ぶ意欲を持つ者。入学初年度の学費は、入学金10万円、授業料39万円、設備費8万円、施設費10万円の合計67万円(2年目は47万円)。

出願期間は1月15日〜25日。試験日は2月4日。試験科目は、筆記試験(小論文)と面接。詳細は、日本ルーテル神学校入試事務局(メール:admission@luther.ac.jp、電話0422・31・4611)まで。

 






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