9月1日は関東大震災が発生した日

 

今日9月1日は関東大震災が発生した日です。1923年のこの日11時58分32秒ごろ、東京や神奈川を中心に大きな被害をもたらしました。190万人が被災し、10万人あまり(推定)が死亡・行方不明。建物の全壊は約11万棟、全焼が約21万棟でした。

皇居外苑に集まった被災者(写真:The Osaka Mainichi)

聖歌397番「とおきくにや」は、この震災の時に作られた賛美歌です。大阪市立高等商業学校(現在の大阪市立大学)の英語教師だったJ・V・マーティンはその時たまたま東京に来ており、9月1日の夜、被災者を見舞うために芝白金の明治学院を訪れます。運動場には大勢の人が肩を寄せ合うように集まっていました。蚊帳(かや)の中で人々が灯していたろうそくの火が、マーティンの目には、暗闇の中の十字架に見えたといいます。マーティンはすぐにそのイメージを詩に書き上げ、大阪に帰ってから曲をつけて完成させたのです。

大震災の不安の中、主の十字架の恵みを歌ったこの賛美歌「There’s a light on the cross」は、その後、中田羽後が訳して『聖歌』の中に入れられ、地震大国である日本では、東日本大震災などで繰り返し歌われています。

 






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