1月8日 イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。

イエスとは誰か

イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった。 マタイ10章1節(参考聖書箇所同書10章1〜15節)  

この箇所は注意深く理解されねばなりません。弟子たち自らがいやす力をもつのではありません。イエスが弟子たちにいやしの力を委託されたのであります。弟子自身が自らの力をもっていやしを行なうことができると思い込むなら、イエスに成り代わることになります。 弟子にはなんの力もないのです。イエスが弟子たちに働いてくださるので可能となる力が授けられたのです。イエスが力を授けてくださらないなら、なにごとも為し得ないことを知るべきです。主体はイエスにあるのであって、弟子にはありません。今日、人の病や患いのために仕える医学も福祉も心理の世界もまたイエスから委託された、いやしの業であることを念頭に置かねばならないでしょう。 しかもいやしは治癒することだと思い込むなら、聖書に基づく真のいやしの理解ではありません。病気の中には、治癒されることがなくとも、病いのなかにも神の御心が働くことを知って、病みつつ勇気をもって生きる人もいることでしょう。そこにもいやしがあります。聖書が「あらゆる病気や患いをいやすため」と言い、「あらゆる」という言葉を加えたのは、そのようないやしも含めているのです。  

 






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