7月14日「目を覚ましていなさい」

目を覚ましていなさい。信仰に基づいてしっかり立ちなさい。(コリントの信徒への手紙I 16章13節)

パウロは諸教会に献金を募った。この献金は貧しいエルサレム教会の支援という理由とともに、エルサレム教会から受けた霊の恵みに対する諸教会の感謝の応答であり、世界の教会が一つに結ばれていることを表明するものであった。

ところが、コリント教会には、献金を募るパウロに不信感を持ち、彼の使徒職をさえ中傷する者たちがいた。そこでパウロは直接会って話をするためにコリントに行く計画を立てた。彼は自分が行く前にテモテを派遣して、真意を伝えた。しかし、帰って来たテモテからコリント教会の深刻な状況を聞いて、彼はすぐにコリントに出かけた。そして、激しいやり取りがあり、短期間でそこを去らなければならなかった。パウロは人間関係で苦労した人である。しかし、パウロは自分を中傷する人たちと関係を切ろうとしなかった。彼は彼らを信じ、忍耐した。彼はその後何回もコリントの信徒たちに手紙を書いた。テトスと他の兄弟たちを派遣するなど、同労者たちの助けも借りた。このようにかかわり続けるパウロの力の秘密は、信徒たちに語りかける彼の今日の聖句に示されている。

「目を覚まして」、私たちのために十字架につけられているキリスト、天において私たちのために執り成しておられるキリストを仰ぐ、それが「信仰に基づいてしっかり立つ」ことである。信仰とはいつもキリストを仰いで、その愛と真実を足場にして生きることである。人の心も社会も移ろいやすく、変わりやすい。私たちはこれに振り回されて、辛い経験をする。しかし、キリストを仰ぐならば、どんなに不利な状況に置かれでも、しっかりと立つことができる。

 






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