2019年夏の甲子園大会 キリスト教学校は聖光学院、海星、八戸学院光星が出場

 

第101回全国高校野球選手権大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)に出場する全49校が7月30日、出揃った。キリスト教学校は、聖光学院(福島)、海星(長崎)、八戸学院光星(青森)の3校が出場する。開幕は6日から。

(写真:Edomura no Tokuzo)

聖光学院は、7月28日の福島大会決勝で日大東北を2対0で破り、戦後最長記録を更新する13年連続出場を果たした。野球部は、春に4回、夏には今回を含め16回出場している。夏は、2008年と10年、14年、16年の4度もベスト8に進出。また、春も13年にベスト8に進出している強豪だ。

1962年に創立されたプロテスタント校。「聖光」は、「あなたがたは、世の光である」(マタイ5:14)に由来する。校訓の「神と共に働く人に」は神の同労者という意味を表す。

野球部は62年創部で、部員119人。おもなOBの現役プロ野球選手に、楽天外野手の八百板卓丸(やおいた・たくまる。19年から登録名は卓丸)、阪神投手の歳内宏明(さいうち・ひろあき)らがいる。

海星高校(写真:Houjyou-Minori)

カトリック校の海星は、7月28日の長崎大会決勝で、プロテスタント校の鎮西学院を10対1で下し、5年ぶり18度目の夏の甲子園出場を決めた。

1892年、フランスの修道会マリア会によって創立され、今年で127周年。男子校だったが、2006年から共学になった。「海の星」(マリス・ステラ)とは、イエスの母マリアのことで、希望と導きのしるしを表している。ヒエロニムスがマリアをそう呼んだことに端を発する。

建学の精神は「神愛・人間愛」。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい』。これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい』」(マタイ22:37~39)というイエスの言葉に由来する。

野球部は1915年創部で、現在、部員は72人。OBの現役プロ野球選手に、ロッテ投手の中村稔弥(なかむら・としや)、阪神外野手の江越大賀(えごし・たいが)、西武内野手の永江恭平(ながえ・きょうへい)らがいる。

八戸学院光星高校(写真:house-nasu)

今では甲子園常連となったカトリック校の八戸学院光星は、春のセンバツで初戦敗退したため、今夏、ノーシードで県大会に臨むことに。7月23日の青森大会決勝では、プロテスタント校の弘前学院聖愛を12対4で圧倒し、3季連続甲子園を決めた。

1956年、カトリック信徒の中村由太郎(なかむら・よしたろう)によって創設され、現在の小野崎龍一校長は孫。「神を敬し人を愛す」を建学の精神に掲げ、カトリック精神に則った人格教育が行われている。

野球部は学校創立と同時に創部され、部員数は100人(マネジャー11人含む)。甲子園出場は春10度、夏も10度目。11年夏から甲子園3季連続準優勝。おもなOBの現役プロ野球選手に、巨人内野手の坂本勇人(さかもと・はやと)、ロッテ捕手の田村龍弘(たむら・たつひろ)、阪神内野手の北條史也(ほうじょう・ふみや)らがいる。

開会式は6日午前9時から。大会は16日間(休養日2日を含む)の日程で行われ、決勝戦は21日午後2時を予定している。組み合わせ抽選会は、3日午後4時から大阪フェスティバル・ホールで行われる。

 






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