日本福音同盟創立50周年感謝会、68年の創設に関わった尾山氏らも挨拶

 

日本福音同盟創立50周年感謝会が4月23日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で開かれた。

日本福音同盟(JEA、廣瀬薫理事長)は日本の福音派を代表する機関。イムマヌエル綜合伝道団や日本ホーリネス教団、日本同盟基督教団など、福音派のさまざまな教派や教会が加盟しており、いのちのことば社や東京基督教大学、キリスト者学生会などが協力団体となっている。

午前中の礼拝では、廣瀬氏が「福音の信仰のために」と題して講解説教を語った。その後、中島秀一氏(日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会牧師)、中台孝雄氏(hi-b.a.代表役員)が最近10年の歴史を振り返った。日本基督教団など主流派の教団が加盟する日本キリスト教協議会(NCC)や、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(JEAにも加盟)など聖霊派が加盟する日本ペンテコステ・ネットワーク(JPN)から祝辞が寄せられた。

日本福音同盟創立50周年感謝会(写真:日本福音同盟提供、クリスチャン新聞撮影)

午後の愛餐の時、泉田昭氏(日本バプテスト教会連合・練馬バプテスト教会名誉牧師)、尾山令仁氏(聖書キリスト教会会長牧師)が挨拶した。泉田氏は1931年生まれの86歳。創立時の実行委員であり、86年、日本福音同盟が再編された時、初代理事長を務めた。尾山氏は27年生まれの91歳。日本プロテスタント聖書信仰同盟の第3代実行委員長として、創立に関わった。

日本福音同盟が設立されたのは1968年4月29日。午後2時から、設立総会がお茶の水学生キリスト教会館(89年にお茶の水クリスチャンセンターと改称)で開かれた。日本プロテスタント聖書信仰同盟の初代実行委員長だった常葉隆興(ときわ・たかおき、改革派東京恩寵教会牧師)が議長に選ばれ、羽鳥明(大衆伝道者)が規約案を説明し、多数決によって承認された。

宇崎師が設立の「宣言」を朗読し、アーチャー師が英文の宣言文を読んだ。実行委員には、蔦田、安藤、羽鳥、戸川、北村、山崎、森山、泉田、マガービー、アーチャー、ソーリー、ベンソンの十二名が選ばれた。その中から、実行委員長に蔦田二雄、副委員長に安藤仲市、マガービー、書記に羽鳥明、アーチャー、会計に北村武雄、ソーリーの諸師が選ばれた。

記念大会は共立講堂にて羽鳥師の司会で始められ、宣言文が日本語と英語で発表され宇崎竹三郎師の挨拶、島村亀鶴、D・ホーク師の祝辞の後、マガービー師と蔦田師が記念講演をした。さらに本田弘慈師が主講演者として熱弁をふるい、①これは神のみこころによること、②聖書信仰に立つものであること、③宣教の前進のためであること、の三点が強調された。この創立大会には、千数百名の参加者があり、日本福音同盟は記念すべき第一歩を踏み出したのである。

(『はばたく日本の福音派』1978年、日本福音同盟)

日本福音同盟は最初、日本プロテスタント聖書信仰同盟(JPC)、日本福音連盟(JEF)、日本福音宣教師団(JEMA)を創立会員として創立。そして86年、教団や教会を会員とするかたちに再編された。

 






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