ハンガーゼロ（日本国際飢餓対策機構、清家弘久理事長）は、昨年１２月１６日から１７日にかけてフィリピン中部を直撃した台風２２号の被災地の一つパラワン島ロハス県で現地住民（１１０世帯）の復興支援を始める。主な活動は、現地パートナーのハンズ・オブ・ラブ・フィリピン（酒井保＝ハンガーゼロ駐在員）を通じて①被災家屋の補修（４０棟）、②現地住民の集会場の修理、③復興までの生活面でのサポート（主に食料支援）など。予算は３００万円。
活動は、被災地区にあるキリスト教会のムンス・ベー牧師（ハンズ・オブ・ラブ・フィリピン理事）によって進められ、住民に家屋の補修資材（屋根や壁板、釘など）の提供を行うほか大工１名も現地に派遣する。さらに家屋の補修が終わるまでの間の２カ月前後の間、必要に応じて食料提供なども実施して、住民の復興までの生活面をサポートすることも検討しているという。
ハンズ・オブ・ラブ現地事業責任者は、「新型コロナの厳しい移動制限の中で外からスタッフ緊急派遣することが困難な中、今回は被災地で住民と関係をもつ理事がいたことで復興支援の道が開かれた。活動期間は２月末を目処。支援地域は、原住民が住んでいる地域で、長年教育を受ける機会を奪われてきた結果、差別されてきた。教育省の認可を受けた私立学校がようやく始まった地域でもあり，今後この地域に住む少数民族の方々の教育の中心になることが期待されている。ぜひご支援をお願いいたします」と話す。
【フィリピン台風緊急募金の送金方法】
緊急募金は、郵便振替またはウエブサイト（https://www.jifh.org）から直接クレジットカード決済が利用できる（現在準備中）。記入欄に「フィリピン台風」と明記の上、郵便振替００１７０－９－６８５９０「日本国際飢餓対策機構」まで。募金目標額は３００万円。
問い合わせは広報（Tel ０７２－９２０－２２２５、携帯０９０－６６７６－９３３０・鶴浦）まで。
