アメリカ大リーグのエンゼルスは2021年5月6日(日本時間7日)、長年同チームの主砲として活躍したアルバート・プホルス選手(41)を戦力外とすることを発表した。
プホルス選手はイチロー選手と同じ2001年にメジャーデビューを果たし、ルーキーイヤーから打率.329、37本塁打をマークし、イチローと共に新人王に輝いた。その後20年にわたって活躍し続け、通算打率.299、歴代5位の662本塁打を積み重ねた。特にデビューの2001年から2010年までは10年連続で打率.300、30本塁打、100打点を記録し「メジャー最高の打者」と呼ばれた。イチロー選手とともに将来の野球殿堂入りは確実と言われているが、今シーズンは大谷翔平選手の同僚としてレギュラー出場を続けていたものの、打率.198、本塁打5本と不振が続いていた。
本人は現役続行を希望しているので、他のチームでさらに記録を伸ばすことを期待したい。
プホルス選手は敬虔なクリスチャンとして知られ、社会の規範として生きることを目指しているという。神について彼はこう語っている。
「これまでの僕の人生の中で最もエキサイティングだった瞬間は、イエス・キリストを信じた時。多くの子供たちが僕に憧れて、僕のような選手になりたいと願っているというが、僕はイエス・キリストに少しでも近づけるようになりたいと強く思っていることを忘れないでほしい。野球は人生のゴールじゃない。神の栄光をあらわす道具に過ぎないんだ」