5月22日 ヨシュア記3章17節

 主の契約の箱を担いだ祭司たちがヨルダン川の真ん中の干上がった川床に立ち止まっているうちに、全イスラエルは干上がった川床を渡り、民はすべてヨルダン川を渡り終わった。
ヨシュア記3章17節(参考箇所同書3章1節〜4章24節)

かつてエジプトを出たイスラエルも民がエジプトの軍隊に追われて紅海に達したとき、海が割れて民たちが無事に渡り切った出来事を思わせることが、今またヨルダンを渡ってカナンの地に入るときにも起こったのでした。土砂ダムによる自然現象であるとして説明する研究者もいますが、聖書本来の意図からすれば、神の臨在を象徴する出来事を表わすものです。主はヨシュアに言われました「わたしはモーセと共にいたようにあなたと共にいることをすべての者に知らせる」(3章7節)。

エジプトを出た民たちは、けっして神に忠実ではありませんでした、申命記9章7節には「あなたたちはエジプトの国を出た日からここに来るまで主に背き続けてきた」とあります。にもかかわらず彼らが約束の地に辿り着いたのは、戒めを記した石の板を納めた契約の箱を民の中心として置き、どれほど神から遠く離れようと、帰るべきところはどこか、何を守るべきかを見失わなかったことでした。

旅の道中、レビ人に担がれた契約の箱は、民の不信仰にもかかわらず、乾いたヨルダン川を渡って約束の地に入ったのでした。神の約束は不信仰をものともしないという出来事を彼らは、目の当たりにしたのです。

 






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