2019年9月15日(ヨハネによる福音書 5:1-9)

今週のみことば「いやしの力」

その後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。

エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトザタ」と呼ばれる池があり、そこには五つの回廊があった。

この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。

彼らは、水が動くのを待っていた。それは、主の使いがときどき池に降りて来て、水が動くことがあり、水が動いたとき、真っ先に水に入る者は、どんな病気にかかっていても、いやされたからである。†

さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。

イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。

病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」

イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」

すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。その日は安息日であった。