2月17日「自由の典型的な行動」

結婚とは「自由行為」の原型である。結婚する二人は、持って生まれた家族の絆を捨てて、「必要だから」とか「そうなるだろうから」というネットワークを破り出て、自由を行使する第一歩を歩みだす者となるのである。「お見合い結婚」の場合でも、自由意思に基づいた出会いと語らいによって合意を得ることがないのが「お見合い結婚」だが、それもまた「他者の選択」の結果である。それは「生物学的に必要だから」というだけで成り立つものではない。そのために、全ての結婚は社会に「愛」と「自由」という新しいエネルギーを導入するものである。そのエネルギーは互いに愛し合うカップルだけでなく、アメリカそのものにも利己心を乗り越える力を与えてくれる。しかし、このエネルギーは単に導入されるだけでは不十分なのである。そうでなければ、わたしたちはもう既に理想郷になっていた筈なのだから。その力は引き続き必要とされ成し遂げられなければならない。キリストを除いて、わたしたちはどこでそれを獲得出来るのだろうか? キリストによる以外に、それは不可能なのである。祈り、そして祈られる誠実さは、わたしたちを愛に充ち溢れた人生に導いてくれる。この愛の内にあって、また、この愛によって世界が滅びることはない。

愛は決して諦めない。
愛は自分自身よりも他者を気遣う。
愛は手許にないものを求めない。
― コリントの信徒への手紙(一)13章4、5節

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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