中国返還にあわせ有志が呼び掛け7月2日に「香港主日」

香港では中国返還(1997年)の数年前から、返還日となる7月1日に合わせて「七一祈祷会」が開催され、また2003年からは民主派団により大規模な「七一デモ」が実施されてきたが、2020年に「香港国家安全維持法」が成立して以降は、こうした集会の開催は困難になっている。そうした中、今年は海外に移民した香港人キリスト者有志が、返還記念日に近い7月2日に「2023香港主日」(Hong Kong Sunday- A day to remember)の礼拝を海外で開催することを呼びかけ、中国語と英語の祈祷文をウェブ上で公開している。

「香港主日」を企画しているグループの1人H氏によると、祈祷文は「海外に離散(ディアスポラ)している香港人」が「香港の人々と教会のため」に祈るためのものであり、決して香港に留まっている香港人や教会の声を代表しているわけではないが、「七一」の歴史的証しを海外でも受け継ぎたいと願い、欧米各地にいる7、8人で準備を進めてきたという(香港のキリスト教メディア『時代論壇』の報道より)。

祈祷文は「香港主日」の公式Facebookページ(www.facebook.com/hksunday2023)、また以下のリンク(linktr.ee/hk_sunday2023)で閲覧可能。

日本では2020年10月以降、有志による「香港を覚えての祈祷会」が開催されてきており、今回は「香港主日」と連携しているわけではないが、7月4日(月)午後7時30分よりオンラインによる祈祷会が予定されている(参加申込・問い合わせは同祈祷会事務局=prayforhongkongjp[アットマーク]gmail.comまで)。また同祈祷会による特別講演会(講師=芦名定道氏・関西学院大学神学部教授)が7月22日(土)午後2時から大阪クリスチャンセンターで予定されている。

 

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