イランでキリスト教の改宗者8人が一時的に釈放

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キリスト教に改宗した8人のイラン人が刑務所から一時的に釈放された。2019年に逮捕され、「国家の安全保障に反する行為をした」として禁固5年の判決を受けた彼らは、刑の見直しを待って1月1日に釈放された。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。キリスト教改宗者のマティアス・アブドルレザ・アリ・ハグネジャド牧師が2021年12月30日、同じ罪状で釈放されたことに続くもの。

イランはキリスト教を正当な信仰として認めているが、多くの信者が伝道や礼拝を共にすることで迫害を受け、投獄さている。同国のペルシャ語圏の教会の大半は近年、強制的に閉鎖され、「家の教会」に通うだけでも投獄される犯罪行為となっている。

9人は北部の都市ラシュトにある「家の教会」に出席した後に逮捕された。2020年に9人の判決を不服として控訴した後、イラン最高裁は2021年11月24日、「家の教会」への関与は国家の安全保障に反する犯罪とみなされるべきではなく、キリスト教徒を国家の敵とするものではないと判断し、見直しを命じた。

この見直しは、イランのキリスト教徒の宗教と信仰の自由を求めて闘う多くの迫害者支援団体によるキャンペーンを受けたもので、中東・北アフリカ地域のキリスト教指導者の要請で1991年に設立されたMEC(Middle East Concern)は、今回の再審査で無罪となるように、また他の事件で同様の判決が引き続き見直されるように、キリスト教界に祈ることを呼びかけている。

(翻訳協力=中山信之)

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