【訃報】 加藤常昭さん(説教塾主宰、日本基督教団隠退教師)

撮影=山名敏郎

かとう・つねあき 4月26日、逝去。95歳。葬儀は29日、日本基督教団鎌倉雪ノ下教会(神奈川県鎌倉市)で行われた。司式は川﨑公平氏(鎌倉雪ノ下教会牧師)。

2023年10月8日、日本基督教団代田教会の主日礼拝に招かれて語った説教「教会の歌・愛の讃歌を歌おう」が、生前最後の説教となった。

1929年、ハルピン生まれ。東京大学文学部哲学科、東京神学大学大学院修士課程卒業。石川県金沢、東京、鎌倉の日基教団諸教会で牧師を務める傍ら、23年間、東京神学大学教授(実践神学)を兼務。その間、津田塾大学講師、ハイデルベルク大学客員教授、国際説教学会会長などを歴任。1987年に「説教者のための説教学習運動」を掲げて立ち上げた「説教塾」の主宰として、後進の説教者の育成に力を注いだ。2011年、キリスト教功労者に選出された。

著書に、『加藤常昭説教全集』『慰めとしての教会に生きる』(教文館)、『文学としての説教』(日本キリスト教団出版局)、『自伝的説教論』『自伝的伝道論』『老いを生きる​』『み前にそそぐ祈り』『救いはここに​』​​(キリスト新聞社)など。他にも共著、翻訳書多数。

追悼特集 加藤常昭(説教塾主宰)インタビュー 説教のために召されて生きる 【シリーズ・日本の説教者】

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