【教団ニュース紹介】日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

 

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(以下、アッセンブリー)は、最新の『宗教年鑑』で信徒数が1万2248人と日本のキリスト教派の中では8位で、教会数は166の教団だ。

キリスト教会はおもにカトリックと正教会、プロテスタントに分かれる。プロテスタントは日本では、伝統的な主流派と、戦後に成長した福音派の二つがある。主流派は日本キリスト教協議会(NCC)、福音派は日本福音同盟(JEA)に加盟している教団・教派とすると、アッセンブリーはJEAの会員なので福音派になる。ただ、福音派は「新生」(ボーン・アゲイン。神のもとに立ち返って新しく生まれ変わったという自覚的な経験を持つこと)を強調するが、アッセンブリーは、それとは違う「聖霊のバプテスマ」を受け、異言を語ることを強調する「ペンテコステ派」の代表的な教団だ。

1949年に設立されたが、始まりは13年、米国アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の宣教師の伝道による。

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団正門で、左が中央聖書神学校学生寮、右が中央聖書教会(写真:officeshema)

毎月発行される『アッセンブリーNEWS』の1月号(全8頁)では、教団理事長の土屋潔(つちや・きよし、新潟教会牧師)氏が、2020年教団方針である「一致そして前進──Go Forward」のタイトルで巻頭メッセージをつづっている。

アッセンブリーは昨年、教団創立70周年を迎えたが、2024年の75周年に向けて「2万人の信徒」と、信徒の倍増を目標に掲げ、「教団本部・神学校施設の建て替え」などに取り組んでいるという。

2~3頁には教団総会(2019年11月12~14日)の報告、4~5頁には2020年度の教団人事と年間計画表が掲載されている。

そのうち、2018年の教勢は次のとおり。

受洗者  374人(前年比6・7%滅)
受霊者  176人(前年比11・6%増)
信徒数  1万2191人(前年比105人減)
教会数  166 伝道所数 52
教会・伝道所総数 218(前年比3減)
1教会礼拝者平均   54・5人
1教会受洗者平均   1・7人
1教会受霊者平均   0・8人
1教会祈祷会平均   14・0人
1教会CS平均    12・3人
経済面  収入 1・1%減

そのほかに2020年度予算案議案の決議、また教団の正式ロゴマークとして、教団の正式ロゴマークが総会で発表されたことを報告している。ちなみに30周年の時に「教団マーク」を募集したことがあるが入選作はなく、その後も宣教大会のロゴマークなどは作られてきたが、教団のロゴマークを決めたのは初めて。昨年の創立70周年にあたり、同教団所属のデザイナーに依頼して作成された。ホームページには「デザインのねらい」も記されており、Assemblies of God(神によって召し集められたもの)の「AG」のデザインで、「A」の横棒にあたるところが赤色の「J」になっている。主イエス(Jesus)の福音が、聖霊の炎に燃やされて日本(Japan)中に、そして世界に広がっていく様子を表しているという。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工の聖ヨセフ」

6頁は町田俊之(まちだ・としゆき)氏(バイブル・アンド・アートミニストリーズ代表。単立・富士見聖書教会協力牧師)による連載「アートから読み解く信仰」9回「大工の聖ヨセフ」、7頁は「教団創立75周年に向けて」として、北海道教区のキャッチフレーズ「はぐくみ2024(ニーマルニーヨン)」のもとに、次世代、個教会、主の弟子をはぐくむという3つのテーマが掲げられている。

そして、最後の8頁は「召天 山本久米蔵師──静かな情熱、忠実な宣教」(前北九州シオン教会牧師、力丸嗣夫)、中央聖書神学校(CBC)掲示板「中央聖書神学校創立70周年記念行事のお知らせと記念献金のお願い」が掲載されている。

 






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