断片から見た世界
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「運命」の次元を生きること
「命運」から「運命」へ:一つの時代を生きるとは、いかなることを意味するか?『存在と時間』の議論によるならば、現存在で…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「同じ一つの時代を生きること」
「同じ一つの時代を生きること」の意味:『存在と時間』における「運命」の概念をめぐって『存在と時間』の議論によるならば…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「歴史」と「幸福」
「歴史」なるものの根源は、どこにあるのか?私たちは『存在と時間』の議論をたどり直すことを通して、「他者たちと共に、同…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「私たち」と語ることの意味
「歴史の隠された根」:「歴史性」に関する議論の最深奥のモメント『存在と時間』の議論によるならば、「歴史」の根はいわゆ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「『時』は成就する」
「歴史」に関する考察を締めくくるにあたって私たちは『存在と時間』の議論をたどることを通して、「現存在の本来的歴史性」…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「実存の本来的生起」
「ミラノの見神」から、回心の出来事へ:アウグスティヌス『告白』の核心に向かって私たちは、哲学の探求を通してアウグステ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「絶望」が開くもの
「実存の本来的生起」の問題:アウグスティヌスの『告白』へ私たちの探求は「存在の意味への問い」との関連において、「実存…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「共同存在」の手前にあるもの
「わたしの心はどれほど苦悩をなめたことであろう」:「絶望」なるものの本質を探るアウグスティヌスにとっては、「本来のお…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「教えを受けること」の意味
シンプリキアヌスを訪ねる絶望のただ中で探求を続けるアウグスティヌスは、シンプリキアヌスという人物のもとを訪ねる決心を…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「『自己』の真実」
哲学の営みは、「絶望」の問題にどのように関わるか?「生きることの無意味」 の問題をめぐって苦しんでいたアウグスティヌス…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 生きることの幸福
プロティノスの逸話:哲学と「絶望」との関わりを探るアウグスティヌスを始めとする四世紀の哲学徒たちにとって、「プラトン…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「自己自身」になることと、〈他者〉の超絶…
ウィクトリヌスのことを知る:「救い=実存の根本的転換」の問題圏へ「絶望」のただ中にあったアウグスティヌスは、信仰の道…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「意志の再生」
実存そのものを賭けて向き合うべき課題:「自己」の問題圏へウィクトリヌスはアウグスティヌスと同じく、哲学の書物を読みふ…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「絶望」からの出口と、巨大な責任
キルケゴールの『死に至る病』:「自己」の問題圏へ「絶望」のただ中にあったアウグスティヌスは自分自身を救ってくれるはず…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「『自由』を求めての戦い」
「一切を賭けて単独の人間に、この単独の人間になろうとすること」:キルケゴールと「自己」の問題『死に至る病』という書物…
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【断片からみた世界】『告白』を読む 観念の転覆と、〈他者〉の超絶
「自己自身になること」のうちに宿る秘密とは:『死に至る病』の言葉から『死に至る病』の最初に書きつけられたキルケゴール…
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【断片から見た世界】『告白』を読む「精神の真の健康」
「ある悲惨」:キルケゴールは、「絶望」をどのように捉えているか「自己」と「絶望」の関係に焦点を当てつつ、「生きること…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 「生き延びるための苦闘、あるいは『〈可能…
「一つの危険を無限に畏れるとき……。」:『夜と霧』を読むキルケゴールによるならば、「死に至る病」であるところの「絶望」…
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【断片から見た世界】『告白』を読む 破局のただ中から立ち上がるもの
「苦しみ抜くこと」の問題:フランクルと、実存の深奥強制収容所の体験を生き延びたV・E・フランクルが書いた『夜と霧』には…
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【断片から見た世界】『告白』を読む「『限界状況』と精神の生」
「苦しむこと」をめぐる思索:フランクルからキルケゴールへ強制収容所における悲惨を体験したV・E・フランクルは、「苦しむ…