教会が何の欠けも問題もない「愛の共同体」であるとする「幻想」、牧師の献身という言葉に内在する「強迫観念」、そして信仰と権威が複雑に絡まりあった牧師と信徒の特殊な関係に対する「無理解」など、教会固有の問題を取り上げ、症状改善のための処方箋を提供する。

【著者】
越川弘英(こしかわ・ひろひで)
1958年生まれ。同志社大学神学部、シカゴ神学校卒業。日本基督教団教師。 
著書 『礼拝改革試論』(キリスト新聞社)、『キリスト教礼拝・礼拝学事典』、『信仰生活の手引き礼拝』(日本 キリスト教団出版局)他多数。

関谷直人（せきや・なおと）
同志社大学神学部教授。１９６０年奈良県生まれ。大阪芸術大学音楽学部、同志社大学神学部を卒業。同志社大学神学部神学研究科博士課程（前期）、Ｓａｎ　Ｆｒａｎｃｉｓｃｏ　Ｔｈｅｏｌｏｇｉｃａｌ　Ｓｅｍｉｎａｒｙ　Ｄｏｃｔｏｒ　ｏｆ　Ｍｉｎｉｓｔｒｙ修了。日本基督教団霊南坂教会担任教師、米国パイン合同メソジスト教会日本語部牧師、日本基督教団高の原教会主任代務教師などを歴任