米国で、カトリック教会の司祭が聖書について語るポッドキャスト番組がダウンロード数1位を獲得し、話題を呼んでいる、とAFP通信。新型コロナウイルスの流行で教会での礼拝が制限される中、信仰深い米国人のニッチ需要をつかんだのか。
元旦に配信を開始したマイク・シュミッツ司祭の番組「ザ・バイブル・イン・ア・イヤー」(1年間の聖書)」は、配信は毎日1回だが、すでに400万回以上ダウンロードされた。内容は聖書の朗読や、聖書に関する話。
番組を運営するカトリック系出版・教材会社「アセンション」のローレン・ジョイス広報担当によると、番組は配信開始から48時間で全米ダウンロードランキング1位に躍り出たという。その後14日間もランキングトップを維持した。
ジョイス氏は、コロナ禍で教会での礼拝に人数制限がかかり、特に高齢者の多くが出席できない状況で、番組が「飢えを満たしている」との見方をAFP通信に示した。(CJC)