色のイメージと方角のイメージ【聖書からよもやま話135】

主の御名をあがめます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。MAROです。
今日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。

毎回、新旧約聖書全1189章からランダムに選ばれた章を読んで、僕の心に浮かんだ事柄を、ざっくばらんに話してみようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、  ゼカリヤ書の6章です。それではよろしくどうぞ。

◆ゼカリヤ書 6章6節

そのうちの黒い馬は北の地へ出て行き、白い馬は西へ出て行き、
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

大相撲中継を見ていると、土俵の上の屋根の四隅から4色の房が下がっているのが見えるかと思います。北西の隅にあるのが黒房、北東に青房、南西に白房、南東に赤房です。それぞれが四季と四方とを司る四神を象徴しています。黒が北と冬の玄武、青が東と春の青龍、白が秋と西の白虎、赤が夏と南の朱雀です。ゲームやアニメなんかでも、この四神は時々モチーフとして登場しますから、ご存知の方も多いかもしれません。さらにこの東西南北の真ん中には、黄竜という竜がいまして、これが四神のリーダーだと言われています。相撲では四つの房の真ん中には土俵がありますよね。黄竜は五行では土を象徴しますから、真ん中に土俵すなわち土があり、その四方を四神が守る。こういう構えに大相撲の土俵はなっているわけです。

さてなんでいきなり相撲の話をしたかと言いますと、聖書にはこのゼカリヤ書や黙示録に未来にやってくることの象徴として4頭の馬が出てきます。黒、白、赤、斑の4頭なのですが、このゼカリヤ書では黒い馬が北へ、白い馬が西へ行くとかいてあります。「黒が北、白が西」というのは、相撲の四神と共通しているんです。ただ、「赤は東、斑が南」というのは、四神とはズレるのですけれどもね。ですから安直に、「聖書は四神に影響を受けている!」とか「四神は聖書に影響を受けている!」なんてことは言えないですし、言う気もありません。
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ただ、色が持つイメージって、文化は違えどもある程度は共通していたりするのかなぁ、なんてことは考えました。「冬は黒よりも白!」と思う方も多いかと思いますが、たぶんそれは雪の降る文化でのイメージで、雪の降らない文化では草木の生えない冬は白よりも黒のイメージなのかと思います。洋の東西を問わず、赤には暖かいイメージがありますし、青には冷たいイメージがあります。世界中どこの国をみても、赤と青のイメージが逆転していることは見たことがありません。と、いうことはゼカリヤ書で赤い馬が東に行くのは、もしかして東に暖かい場所があったのかもしれないな、なんてことも思います。四神の生まれた中国では、南に行けば行くほど暖かいですが、必ずしもそれがどこにでも当てはまるわけではありませんからね。あるいはもしかしたら、東には戦乱があったのかもしれません。赤にはそういうイメージもありますから。

いえ、ただ僕が個人的に妄想を膨らませているだけの話なんですけどね。でも、色が象徴するものから、昔の世界を想像して見ると言うのは、意外と面白いことかもしれません。と、思いました。

それではまた明日。
主にありて。
MAROでした。

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