主の御名をあがめます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。MAROです。
今日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。
毎回、新旧約聖書全1189章からランダムに選ばれた章を読んで、僕の心に浮かんだ事柄を、ざっくばらんに話してみようという【聖書からよもやま話】、今日は旧約聖書 ダニエル書の2章です。それではよろしくどうぞ。
◆ダニエル書 2章3節
王は彼らに言った。「私は夢を見たのだが、その夢の意味を知りたくて私の心は騒いだ」
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)
ネブカドネツァル王は世界史の教科書にも太字で登場する有名な王様ですが、このように聖書にも登場します。王はある日、夢を見てそれが気になって仕方なかったので、その夢の意味を言い当てられそうな人を国中から呼び集めて夢の解きあかしを求めました。そしてそこに呼ばれたダニエルが見事に王の夢の意味を解き明かして、一気に出世しました。
現代の僕たちでも、特徴的な夢や奇妙な夢を見ると、気になりますよね。今はスマホひとつで夢占いのサイトにアクセスしたりもできますし、そこにはかなり多くの夢のパターンが網羅されていますから、それで一応「なるほど、夢占い的にはこんな意味なのか」って思うことは気軽にできます。僕はそれを見てもその占い自体はあまり気にしませんけど、中には「金運がよくなる夢を見たから臨時収入があるかも!?」とか「健康に気をつけろという夢を見たから気をつけなきゃ」とか、ワクワクしたりドキドキしたりしてする方も少なくないでしょう。
聖書では夢は折に触れて重要な役割を果たします。創世記のヨセフの出世のきっかけになったのもファラオの夢を解き明かしたからですし、今回のダニエルの出世もそうです。新約聖書でも、ペテロやヨハネはやはり夢のようなものの中で神様からのメッセージを受け取っています。
実は現代科学でも人が夢を見るメカニズムというのはまだすべては解明されていないんだそうです。たしかに夢には不思議なことが多いものです。一度も会ったことのない人が登場したり、一度も聴いたことのない音楽が聴こえたりします。その人や音楽は、どこからやってきたのでしょう。もし自分の脳みそがそれを無意識に作り上げたのだとしたら、それは天才的な才能です。神様が与えているのだとしたら「じゃぁ神様、あの悪夢というやつはやめてくださいよ!」と言いたくもなります。
「夢はあんまり見ない」という方もいますが、そんな方でも実は毎晩夢は見ているのだそうです。ただ、ほとんどの夢は起きた時に記憶から消えてしまうのだとか。毎晩の眠りの中に潜む夢。こんな身近なところに、深遠な謎、大いなるロマンが広がっているのだと思うと、ちょっとワクワクします。
ちなみに僕が今までに見た最悪の悪夢は、地面を覆い尽くすほどのカエルに追いかけられて、電話ボックスに逃げ込んで、カエルに完全に包囲されてしまった夢です。地平線の彼方までびっしりとカエルだらけでした。あぁ、今思い出しただけでも鳥肌が立ってきました。
それではまた明日。
主にありて。
MAROでした。
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