主の御名をあがめます。
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◆1192年8月21日(建久3年7月12日) 源頼朝が征夷大将軍に就任
かつては「いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府」と、この年が鎌倉幕府の成立の年であると教科書に書いてありましたが、今では研究が進み、鎌倉幕府は段階的に完成したので明確な成立年を決めることは難しい、ということになっているようです。しかし、1192年に頼朝が征夷大将軍に就任したことはまちがいないようです。
さて、源頼朝といえば、弟の源義経との確執が有名ですが、これは旧約聖書のサウル王とダビデの関係に似ています。ダビデは戦で大手柄を立ててサウル王から寵愛(ちょうあい)されましたが、民から「サウルは千を打ち、ダビデは万を打つ」と称され、サウル王よりも「英雄」として人気が出てくると、サウル王に疎まれて命を狙われるようになりました。義経も同じように戦で大手柄を立てましたが、次第に頼朝から疎まれて命を狙われるようになりました。どちらも「小さな体で大きな敵を倒す」という点でも共通しています。そしてどちらも現代に至るまで不朽の英雄として広く称えられています。ただ一つ違う点は、ダビデはやがてサウルに代わって王になりましたが、義経は頼朝に敗れてしまったという点ですが。
こんな風に「似ているエピソード」を探しつつ聖書を読んでみるのも面白いものです。イメージも湧きやすくなりますしね。
それではまた明日。
主にありて。