『聖書 聖書協会共同訳』が銀座・教文館などで発売開始

 

『聖書 聖書協会共同訳』(日本聖書協会)が3日、銀座の教文館の店頭に並んだ。

土肥愛基さん(左)

初めて購入したのは、単立イエス・キリスト緑の牧場教会(東京都府中市)会員の土肥愛基(とひ・ゆうき)さん(19歳)。

「今の聖書は10年使っています。新しい訳が出たということで、この機会にいま使っているものと読み比べてみたいと思います。どこが違っているか見つけるのが楽しみです。表紙はこれまでの聖書よりカラフルで斬新に感じます。それにかなり薄くなっていて使いやすそうです」

大学生の土肥さんは、クリスチャン・ホームに育ち、聖書には小さい頃からずっと慣れ親しんできた。また、陸上選手でもあり、インターハイなどに出場するほどの経歴の持ち主。いつも祈って競技に臨んでいるという。「クリスマス、新年に向けて、新しい聖書とともに信仰も新たにしていきたい」と笑顔を見せた。

銀座・教文館の店頭に並べられた『聖書 聖書協会共同訳』

『聖書協会共同訳』は、31年前に刊行された『新共同訳』に代わる、カトリックとプロテスタントによる新しい共同訳で、8年の歳月をかけ、ゼロから翻訳された。礼拝での朗読にふさわしい格調高く美しい日本語による、次世代の標準となる聖書を目指して作られた。また、聖書協会訳としては初めて、旧約、新約、旧約聖書続編の聖書全体に引照と共に注を付している。

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