増えている教派、減っている教派

 

最新の文化庁編『宗教年鑑』(平成30〔2018〕年版)と1995年版を比較してみると、この23年の間にどのような変化があるのだろうか。

教会の総数は5279から5818に増えたが(539、約10%、は増、は減)、信者数は97万5407人から95万9640人(1万5767、1・6%)に減っている。

ちなみに、「異端」とされるモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)なども、包括宗教団体のために入っている。モルモン教は信者数9万3414人から12万7166人(3万3752人、約36%)、教会数280から261(19)。

95年度の各教派の信徒数ランキングを20位まで(2018年と順位が違うものだけ括弧内に記した)。

1位はカトリックで、43万5823人から44万832人(5009人、約1%)。教会数は829から778(51、約6%)。

2位は日本基督教団で、14万997人から11万5502人(2万4495人、約17%)。教会数は1466から1519(53、約4%)。

3位は日本聖公会で、5万7763人から4万8449人(9314人、約16%)。教会数は282から279(3、約1%)。

4位は日本バプテスト連盟で、3万1854人から3万4121人(2267人、約7%)。教会数は231から287(56、約24%)。

5位は日本福音ルーテル教会で、2万2264人から2万1908人(356人)。教会数は140から122(18、約13%)。

6位はセブンスデー・アドベンチスト教団で、1万3694人から1万5207人(1513人、約11%)。教会数は106から172(66、約62%)。

7位(今年9位)はイムマヌエル綜合伝道団で、1万2637人から1万1388人(1249人、約10%)。教会数は118から113(5)。

8位(14位)は日本ホーリネス教団で、1万2606人から7393人(5213人、約41%)。教会数は160から155(5)。

日本ホーリネス教団・上野教会の松本順牧師によると、2018年の会員総数(教会籍だけ残って、教会から離れている人も含まれる)は1万1434人で、現在会員数(礼拝に出席している現住陪餐会員)は7393人。1995年の会員総数は1万2606人で、現在会員数は8751人。つまり『宗教年鑑』では、95年は会員総数、2018年は現在会員数が載っているため、極端に減っている計算になるが、18年も会員総数にすると、1172人、約9%の減少。

9位(13位)は日本イエス・キリスト教団で、1万2342人から7726人(4616人、約37%)。教会数は121から127(6)。

10位(12位)は日本正教会で、1万1816人から9516人(2300人、約19%)。教会数は51から56(5)。

11位(7位)は日本同盟基督教団で、9328人から1万2455人(3127人、約34%)。教会数は190から250(60、約32%)。

12位(8位)は日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団で、8362人から1万2269人(3907人、約47%)。教会数は130から166(36、約28%)。

13位(15位)は在日大韓基督教会で、6694人から6267人(427人、約6%)。教会数は61から83(18、約36%)。

14位(10位)は日本キリスト教会で、6177から1万1265人(5088人、約82%)。教会数は114から136(22)。

15位(20位)は救世軍で、5671人から3167人(2504人、約54%)。教会数は51から44(7)。

16位(11位)は日本キリスト改革派教会で、5020人から9765人(4745人、約51%)。教会数は78から143(65、約83%)。

17位(18位)は日本ナザレン教団で、4851人から3651人(1200人、約25%)。教会数は70から68(2)。

18位(19位)は日本バプテスト同盟で、4831人から3603人(1228人、約25%)。

19位(18位)は基督兄弟団で、3660人から3651人(51人)。教会数は65から62(3)。

20位(圏外)は日本アライアンス教団で、3253人から2590人(663人、約20%)。教会数は33から34(1)。

 






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