わたしにはここに「スピリチュアリティーに関する5つの助言」がある。それらを「親密さ」と「超越性」に飢え渇いている全ての人々のために提示したい。そうして、スピリチュアリティーは「福音的な焦点」と「福音的な正解さ」と「福音的な源泉」を提供するだろう。この「5つの助言」を正しく把握する時、わたしたちは他者へのリーダーシップを身につけるようになるだろう。そのリーダーシップが「福音的」リーダーシップである。それこそが今日著しくに不足しているものだ。
スピリチュアリティーに関する5つの助言
1 スピリチュアリティーについて聖書が何と述べているかを見出し、その御言葉の中に留まれ。……
2 献身を求めないスピリチュアリティーは避けよ。……
3 どこで出会うとしても、信仰の友は受け容れなさい。……
4 そしてなお、自分の伝統に戻り、さらにそれを探究しなさい。……
5 成熟した指導者を探し、賢いリーダーたちを敬いなさい。……
スピリチュアリティーは最新の流行ではなく、最も古い真理である。スピリチュアリティーとは、すなわち生ける神に深く注視し、共同体において神に忠実に応答すること。そしてそれは、わたしたちの聖書の中心であり、イスラエルと教会において何世紀にもわたって歴史において示されてきたのである。わたしたちは、この歴史の中に長く生きてきた。実にその歴史の中で4千年にもわたる経験を積み重ねてきている。誰かがあなたに新しい本を手渡す時には、意識して古典を取って開きなさい。スピリチュアリティーについて学ぶには、カール・ユングを学ぶよりもイザヤ書を学ぶ方が遥かによい。
昔の預言者をよき助言者として受け入れなさい。昔の預言者たちは、すべてを耐え忍び、すべてを経験し、一度も諦めることはなく、常に神に栄光を帰した。そのように歩み続けた人の、その人生に臨む天来の恵みの、何と大きなこどだろう。
―― ヤコブの手紙5章10~11節a
*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。