今日5月29日は桜美林(おうびりん)大学の創立記念日です。
創立者の清水安三(しみず・やすぞう)は同志社大学神学部を卒業後、中国で牧師として伝道するとともに学校を運営していましたが、戦後、日本に帰り、東京・町田にキリスト教主義学校「桜美林高等女学校」を創立しました。「桜美林」とは、自らの留学先である米国オベリン大学と、校舎を取り巻く桜から命名したものです。1966年に桜美林大学を設立した清水は、「大学の設立こそは少(わか)き日に新島襄(にいじま・じょう)に享(う)けし夢かも」と感慨を述べたといいます。
校章は、キリストが十字架につけられた時にかぶせられた荊(いばら)の冠と、その体に打ち込まれた3本の釘をデザイン化したもの。「艱難(かんなん)を経て栄光に至る」という意味があります。また清水が作詞した学園歌は、「十字架の立てる復活の丘は聞いている」、「イエス、イエス、イエスと叫ぼうよ」と歌われます。