「教会から断罪されて居られなくなってしまった」
年末年始で行ったアンケートに10代の人から回答があった。セクシャリティを家族に認めてもらえず、教会では他の人に言いふらされて居られなくなってしまったという。他にも、「教会は自分の存在を認めないと感じる」「居ない前提がある」「差別的な目で見られる」「排除する雰囲気がある」といった複数の回答が、年齢も教派も関係なく寄せられた。
なんでそんなことになってしまうんだろう? 一つひとつの回答を読みながら、胸が苦しくなる。
セクシャリティは、人のすべてを決めるものではないけど、確実にその人の一部を成すものだ。私にとっては、神からの恵みでもある。私のその他の面がそうであるように、私のセクシャリティも他の誰のものとも違う。私には私の、他の誰かにはその人だけのセクシャリティが与えられている。神が私たち一人ひとりをその手によって形作り、私たちの存在の一つひとつに愛が込められている証だ。
それでも、自分とあまりに違うと戸惑いを感じる人もいるのかもしれない。イエスだって、人間として自分の中の偏見と戦った。そして神として、今も私たちを和解と一致に導いている。
考えてほしい。私たちはそれぞれ異なるものとして創られ、互いに互いを与えられた。あなたが賛成でも反対でも、神が私たちをこのように創られたことは変わらない。でもあなたが拒むなら、私たちは一緒にはいられない。もし、あなたのコミュニティが私にとっても重要な関係なら、私は生きていくことすら難しくなるかもしれない。教会、家庭、学校、会社、国家。私たちが関わるさまざまなコミュニティにはそれだけの影響力がある。
新型コロナウィルスが世界中の人に困難をもたらしている今の状況にしてもそうだ。自粛によって孤立していたり、経済的に困窮していたり、医療機関にかかりづらかったり、家族やパートナーから暴力を受けていたり、助けが必要な時に頼ろうとしたところに居場所がなければどうなるだろう。居ないことにされていたら、そこに希望はあるだろうか。
考えてほしい。イエスならどうするか。今回のイベントはきっとその助けになると思う。みんなで考えよう、どうすれば教会が〝みんな〟のための場所になれるのかを。(スタッフ・長安まみ)
【Road to えきゅぷろ2022】 シリーズ「セクシャリティ×教会×コロナ」開催に向けて(1)カミングアウト 2021年1月21日
皆様! 2020年はコロナウィルスの社会的影響下で、セクシャリティに基づく生きづらさが今までより明らかとなりました。皆様の周りでも、様々な変化があったのではないでしょうか?
今回の「教会どうでしょう」では、今までのセクシャリティと教会について、そしてコロナ禍でどんな影響があったのかについて事前アンケートの結果を共有し、ポストコロナの教会がどういった変化を求められているのかを、ゲストの平良愛香牧師と信徒のLGBTQ当事者と共に考えます。
*今回は分かち合いは行いません。匿名でご参加いただけますので、片手間にでもちょっと聞いてみたいな~というのも大歓迎です! どしどしお申込みください。
*今回は多数の方の申し込みが想定されます。先着順ですので早めにお申し込みください!
【テーマ】 セクシャリティ×教会×コロナ
【日時】 2月13日(土)午後3時〜5時 *2時50分開場
【場所】 Zoomにて
【申込定員】 90名(先着順)
【参加対象】 どなたでもご参加いただけます。
【申込締切日】 2月12日(金)
【申込方法】 下記URLより申込フォームにご記入ください↓