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◆1591年12月14日 十字架の聖ヨハネの昇天日
ヨハネと言えば、聖書に登場する使徒ヨハネや洗礼者ヨハネが有名ですが、今日ご紹介するのは、彼らよりも1500年あまりも後に生きた、「十字架の聖ヨハネ」と呼ばれる方です。教会の改革を志しましたが、教会からの弾劾を受けて、失意の中49歳の生涯を閉じました。しかしその死後1618年に彼の著書が出版されて再評価され、1728年に聖人と認定されました。昇天日である12月14日は彼の記念日とされ、カトリックの聖人としては珍しく、この日は一部のプロテスタント教会でも祝われます。
彼の業績の最たるものは『暗夜』をはじめとする著作で、後世の多くの人に影響を与えました。意外なところでは、20世期のシュールレアリズムの代表画家であるサルバトール・ダリの『十字架の聖ヨハネのキリスト』は彼の作品の影響を受けたものだとされています。数ある十字架の絵の中でも独特の構図で異彩を放つ作品です。
それではまた明日。