日本YWCAは自ら主催する平和プログラム「ひろしまを考える旅」が2021年に50周年を迎えることを記念し、特設サイト(https://ywca-japan.wixsite.com/hiroshima50th)を8月6日に開設した。これまでの旅の軌跡や原爆、核兵器に関する情報を記録として残し、プログラムに関して「委員の想いを伝えるためのウェブサイト」としている。
「ひろしまを考える旅」は、自分たちの生き方を問い直す運動に不可欠な学びの場として位置づけられてきた。参加者は広島の地を訪問し、被爆者と出会い、その土地にある建物や碑を巡り、日本が歩んできた軍事化の歴史、被爆の実相、アジア蔑視などの問題を学ぶ。これまで、約50年の旅の歴史を通し、小学生から大人まで幅広い年代や多様な背景を持つ参加者が参加してきた。
特設サイトでは原爆に関して学べるおすすめスポットや、平和に関する本、映画などの作品も紹介する。
これに先立ち8月1日からは「SNSで”私が守りたい平和”をシェアしよう!」と提起するキャンペーンもスタート。Twitter、Facebook、instagramなどのSNSで「#PieceofPeace」「#平和な未来に希望を持つ日」「#私が守りたい平和」「#ひろしまを考える旅」のハッシュタグをつけて、 「守りたい平和」について、文章や写真による投稿を呼び掛けている。期間は8月15日まで。
公開された投稿は、日本YWCAの公式アカウントでリツイートするほか、webサイト上でもまとめて公開する予定だという。
空を見上げる。空の色や雲に季節のうつろいを感じる。
遠くの人を想う。この空はあなたへと繋がっている。あの夏、空からは焼夷弾が降り注ぎ、閃光とともに巨大な雲が現れて破壊と死が地上を覆った。
私は守りたい、青空を見上げる喜びを。
Aki(ひろしまを考える旅委員) pic.twitter.com/szMihxYDD1
— 日本YWCA (@YWCA_of_Japan) August 5, 2020