「和平の呼びかけは反イスラエルではない」 クリスチャン・エイド69人のキリスト教指導者がスナク英首相に書簡

クリスチャン・エイドの中東政策責任者は、停戦は「一方を野放しにすることではない」と「プレミア・クリスチャン・ニュース」に語り、ガザでの死者が増え続ける中、指導者たちに「すべての命を神聖視する」行動を求めた。

69の国際的なキリスト教会指導者と援助機関が、リシ・スナク首相に宛てた書簡に署名し、完全かつ恒久的な停戦を促すよう懇願し、「ガザの何世代にもわたる家族が一瞬にして消し去られるのを、黙って見ているわけにはいかない」と主張した。

書簡には10月7日以来、1万5000人以上のパレスチナ人と1200人のイスラエル人が殺害されたと記されている。クリスチャン・エイドのアドボカシー責任者でもあるウィリアム・ベル氏は、キリスト教徒がこの紛争について異なる見解を持っていることは認めつつ、戦闘終結を求める呼びかけでは団結できると言う。

「私たちが停戦を呼びかける時、どちらか一方を選ぶということではないことに注意することが本当に重要だ。一方を見逃すということではない。また、交渉は容易ではなく、非常に難しいものになるだろうということも認識している」

「しかし、それは我々が目指すものでなければならない」

「単に殺し合いをしないだけで紛争を終わらせることはできない。しかし、少なくとも私たちはそこから試み、始めるべきなのだ。殺戮が続く限り、どのような種類の永続的な和平も見出すことはできないだろう。永続的な平和とはもちろん、パレスチナ人にとってもイスラエル人にとっても利益となるものだ」

「停戦を呼びかけることに否定的な意見もあることは承知している。しかし実際、おそらくそれが、切実に必要とされている人道的アクセスと、明らかに殺戮を止めることの両方を達成できる最善の方法だと考えている」

ベル氏は、英国の教会に対し、この状況について話し合い、あらゆる立場の人々のために共に祈り、特に、恐怖の中で無邪気に生きている何十万人もの子どもたちを含む、罪のない一般市民を思い出すよう求めている。

「100万人以上の人々が、もはや家に住めず、路上や避難所で暮らしている。援助へのアクセスも制限されている。肝炎や下痢、呼吸器疾患、皮膚病などの病気が蔓延し始めている。人々は洗うに相応の水もない」

「人々は死に物狂いで、命を与える何らかのものを得ることができる停戦を必要としている。なぜなら、今は、たとえ息をしていたとしても、本当に生きているとは言えないのだから」

両陣営にとって、人質の解放を含め、戦闘の終結はすべての人にとって最善の利益であるとベル氏は断固として主張する。

「銃が止んだ時、それは人質が解放された時。いずれにせよ彼らは解放されるべきで、その間を待つべきではない。しかし、あなた方の先例は、それが好機であったことを示唆している」

「だから私には、どちらか(イスラエルかパレスチナか)一方を選ぶということではない」

「ここにいるすべての人間の命を神聖なものとして尊重することだ。それゆえ、停戦はそれを保証できる唯一のものなのだ」

(翻訳協力=中山信之)

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