即時停戦と緊急支援を ワールド・ビジョン・ジャパンが緊急募金

ワールド・ビジョンが中東地域の活動を視察・訪問した際の様子(2020 年撮影、提供=国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン)

イスラエル軍は10月8日、前日にパレスチナ自治区ガザ地区からイスラエル南部に侵入したイスラム組織「ハマス」の戦闘員が、依然として南部で戦っていると明らかにした。ハマスの攻撃によるイスラエルでの死者、イスラエルの反撃によるパレスチナ側の死者は、合わせて2500人を超えた。

「BBC」アリス・カディー記者によると、7日早朝にハマスの攻撃が始まって以来36時間がたった時点でも、ガザからイスラエル南部へのロケット弾攻撃は続いた。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日、イスラエル国民に対して、「長く厳しい戦争」に突入するのだと表明した。亡命中の「ハマス」指導者イスマイル・ハニヤ氏は同日、ハマスが「偉大な勝利を目前」にしていると述べた。

米政府がイスラエルに約束した支援の一環として、米軍は8日、地中海東部へ艦船や戦闘機を派遣した。イスラエル軍に追加の装備や砲弾・銃弾も提供するという。

1975年以来、ヨルダン川西岸地区で最大規模のコミュニティに根差して活動してきた国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン(木内真理子事務局長)は2023年、ヨルダン川西岸地区の150カ村に住む、およそ9万5000人の子どもを含む13万6000人に支援を届けた。緊迫化する情勢を受け、人道支援を強化することを決定し、国内で募金の受付を始めた。「日々変化する状況とニーズを注視し、機動的に柔軟に行」い、「危機の中、最も弱い立場にある子どもたち、人々の命を守るために対応していく」とし、現時点では「緊急援助物資(消火器や毛布、マットレス、衛生キットなど)の配布」「子どもにやさしい心理社会的支援」「人々が安全に集える場所を回復するために既存のコミュニティの建物を修復・修繕」「村の議会と連携し、行政と国際赤十字赤新月社連盟とともに、危機対応計画を練り直す」などの活動を予定している。

「パレスチナ緊急支援募金」の申し込みは特設ページ(https://bit.ly/3rR6VT6)、またはフリーダイヤル☎ 0120-465-009(受付時間:午前9時~午後11時)から。

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