兄弟や姉妹にセクハラする人はいません。【聖書からよもやま話275】

主の御名をあがめます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。

聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は新約聖書、テモテへの手紙第一の5章です。よろしくどうぞ。

テモテへの手紙第一 5章1〜2節

年配の男の人を叱ってはいけません。むしろ、父親に対するように勧めなさい。若い人には兄弟に対するように、年配の女の人には母親に対するように、若い女の人には姉妹に対するように、真に純粋な心で勧めなさい。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

社会でも年下の上司、年上の部下との接し方に困る方は多いようですが、このテモテのことばの中に、その問題へのヒントがあります。歳の離れた人と接するのは、同世代の人と接するのとは違う難しさがあります。僕も少し歳をとってきて、堂々たるおじさん世代になってきましたが、確かに歳の離れた若い人に叱られたら、若い頃には想像できなかった類のショックを受けます。それは2000年前の人でも同じだったようで、それで「年配の男の人を叱ってはいけません」とテモテは書いているのかと思います。

年上上司や年下部下だからと言って、とことんまで敬語を崩さずに他人行儀でいても、なかなか良いコミュニケーションはとれません。しかしだからと言って反対に完全にタメ語で馴れ馴れしくするのも少なくともある程度の信頼関係が構築されるまではあまりよくありません。そこでこの「父親に対するように」「母親に対するように」、「兄弟姉妹に対するように」というのはちょうどいい距離なのかと思います。親や兄弟に対する感情というのはこの上ない親しみと、この上ない敬意・感謝のミックスです。

そしてもう一つ、異性に対して「兄弟・姉妹のように」というのも非常に大切かと思います。基本的に人は兄弟や姉妹を「異性」としてはみません。純粋な親しい一個人としてみるものです。セクハラだとか不倫だとかに代表される、社会生活上の性的トラブルは相手を「異性」として見てしまうところから始まります。兄弟や姉妹にセクハラする人はいません。兄弟や姉妹と不倫する人もいません。「仕事仲間は兄弟・姉妹!」と思えば、多くのこういったトラブルは防げるのではないでしょうか。しかも「よそよそしさ」も防ぎながら。

人との距離感って、ビジネスには非常に大切なものですよね。誰もが試行錯誤しますが、聖書にそのヒントが散りばめられていることは覚えておいて良いことかと思います。

それではまた明日。

主にありて。
MAROでした。

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横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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