教会で最も大事なのは「メッセージ」──ギャロップ調査で明らかに

 

関係性やその目的を表現するキャッチーなスローガンを掲げることは、現代のキリスト教会の一つのトレンドだ。最先端の技術を駆使した建築物に投資し、話題性があって洗練された賛美グループで競う……。

そのような中、聖書から直接語られる「メッセージ」こそ最も重要であると考える礼拝出席者の姿が、米世論調査会社ギャロップによる調査でこのたび明らかになった。

ジョン・パイパー(写真:ゴスペル・プライム提供)

「聖書を教えるメッセ―ジ」こそ礼拝に行く目的であると考えるクリスチャンは、福音派で82%、その他の教会でも76%に上り、福音派の80%、その他の教会の75%のクリスチャンが、そのメッセージを実生活にいかに適応させるかについて模索しているという。

そして、アンケート回答者のおよそ3分の2がメッセージの内容を重視する傾向があり、その傾向は福音派クリスチャンのほうがカトリックよりも高いことも分かった。

聖書にフォーカスしたメッセージを重視するという割合は、子どもプログラム(福音派の68%)やコミュニティー・プログラム(同61%)、そして社会活動(同48%)より高い結果となった。

ホイートン復活教会のマット・ウッドレイ牧師は次のように指摘する。「表面的で薄っぺらい現代社会の風潮の中、人々は心の飢え渇きを感じ始めており、奥深いメッセージこそ人生を変える最大のチャンスだ」

「クリスチャニティー・トゥデイ」に掲載された研究結果によると、この傾向は、「冗談やありきたりな解説よりも、信仰的な内容を提供しなければならない」という牧師へのプレッシャーにもなっていることが浮き彫りになった。

また、わずか半数の人々(福音派の53%、その他の教会の54%)しか、霊的でダイナミックな指導者を求めておらず、礼拝参加者は、「誰が」説教するかより、「何を」説教するかに関心があることを示している。

人々の関心を把握する中で、教会ミニストリーはより奥深い学びを提供するという方向性にシフトしてきていると、2年前(2016年)、米キリスト教系調査会社ライフウェイ・リサーチのエグゼクティブ・ディレクター、エド・ステッツァー氏は指摘している。

ライフウェイ・リサーチによると、22%の牧師は2~5カ月前からメッセージを準備し、30%は2~4週間前から、22%は1週間前から、そして7%は1年以上前から準備している。

本記事はブラジルのキリスト教メディア「ゴスペル・プライム」に掲載された記事より翻訳、転載しました。

出典URL:https://noticias.gospelprime.com.br/a-coisa-mais-importante-na-igreja-e-o-sermao/

吉田暁

吉田暁

(よしだ・さとし)1971年、兵庫県西宮市生まれ、静岡県浜松市育ち。大阪府堺市在住。10代の頃、2年ほどブラジルに滞在する。現在、キリスト教式散骨事業を行う「海洋散骨シャロームセレモニー」代表および全国通訳案内士(ポルトガル語)。チャペル・こひつじ会員。

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