ルーマニア正教会の日本支部(東京都国立市)が4月7日の午後11時半から翌8日の午前4時ごろまで、復活大祭の奉神礼を執り行った。礼拝後、持ち寄りの食事会を開き、教会メンバーの手作りによるルーマニア料理が振る舞われた。
ルーマニアは、黒海に面した東ヨーロッパの旧社会主義国で、40年前のオリンピックで金メダルを獲得した女子体操選手ナディア・コマネチが有名だ。国民の約8割がルーマニア正教会に属している。正教会としては、ロシア正教会に次ぐ信徒数を誇るとされている。
ルーマニア正教会が日本で活動を始めたのは最近だ。在日ルーマニア人が2008年、ルーマニア総主教座へ司祭の派遣を要請すると、その年のうちに日本支部設立が決定され、2人の司祭が日本に派遣された。その後、コリウ・ダニエル現主任司祭に交代して、16年からカトリック立川教会国立集会所を借りるようになった。カトリック教会が会堂を手放すのを機に、ルーマニア総主教座から支援を受けて土地と建物を購入し、リフォーム後、2017年4月から正式に日本初のルーマニア正教会の会堂として活動を始めた。現在、同教会には30人ほどの信徒が在籍している。
同教会の聖体礼儀はルーマニア語で進められるが、説教には日本語の通訳者が付く。詳しくはホームページ、またはメールで問い合わせを。
■ 問い合わせ先
東京都国立市富士見台2丁目37-13
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