今日10月4日はルーテル学院大学の創立記念日です。学校名の「ルーテル」は、マルティン・ルターのこと。Lutherを明治の人は「路帖」と漢字で書き表し、「るうてる」と読みました。この古い読み方が今もなお残っているのです。
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ルーテル学院チャペル(写真:Kaerukero2)
「自分のためでなく、隣人のために生きて仕える生に神の祝福があるように」というルターの言葉が、この学校のキリスト教教育の基盤となっています。建学の精神は「キリストの心を心とする」。
1909年、熊本市に「路帖神学校」が開校され、25年に東京に移転します。戦中、東日本にあったプロテスタント諸派の神学校との統合を経て、50年、「日本ルーテル神学校」として再開しました。64年に「日本ルーテル神学大学」が開学し、96年に現在の名前になりました。日本福音ルーテル教会と日本ルーテル教団が創立の母体で、両教団の牧師を養成するための神学校である日本ルーテル神学校が併設されています。